インストール手順
システム要件
- OS: Windows 10/11（ProfessionalまたはHome）
- CPU: Intel i7 8700K または AMD R7 1700X 以上推奨
- GPU:
- サーバー: NVIDIA V100 / A10 / A100
- デスクトップ: 2080Ti / 3060 / 4080 / 3090 / 4090
- ノートPC: 3080Ti / 4080Ti
- メモリ: 64GB 以上
- 対応Revitバージョン: 2025
インストール手順
- exe形式のインストーラーを入手（販売代理店またはAutodesk公式マーケットプレイスから）
- ダブルクリックでインストール開始（自動インストール）
- Revitを起動し「The publisher of this add-in could not be verified」と表示されたら「Always Load」を選択
📷 画像挿入ポイント: プラグインファイル配置と初回起動時のRevit画面
機能概要
| 機能 | 概要 |
|---|---|
| LCC Model | LCCモデルの読み込み、管理、Revitへのインポート |
| Modeling Tools | レベル、壁、ドア、窓の作成（3つのモード：Draw / Canvas / One-click） |
| LCC Overlay | BIMモデル上に点群（Point Cloud）を重ねて表示し、比較や調整に活用 |
| Sync | LCC ViewerとRevitのカメラ同期。ビュー切替も可能 |
| Filter | BIMおよび点群レイヤーの表示・非表示切替。POIやコンポーネント制御も含む |
| Viewer Guide | LCC Viewer内での移動・回転・描画操作のナビゲーション（WASD/マウスなど） |
📷 画像挿入ポイント: 機能別メニューUI
LCCモデルの取り込み
Wizard（プロジェクト読み込み）
- Revitの上部タブ
[LCC Model] → [Wizard]を選択 [+]ボタンで.lccファイルを読み込み（例：meta.lcc）- 情報表示：ファイルパス、ポイント数、単位（Revitと一致）
- ファイル一覧で
[Remove] / [Reload]が可能。読み込みステータスも表示
📷 画像挿入ポイント: Wizard画面とファイル選択UI
Viewer（モデル表示）
- 読み込み後、自動でLCC Viewerがポップアップ
- Viewer上部に「Connected」（緑色）が表示されていればRevitと連携済
[Sync]ボタンでRevit ⇄ LCCのモデル同期- 操作ガイド：
[W/A/S/D]で移動、[Q/E]で昇降、マウスで視点変更
📷 画像挿入ポイント: Viewer操作中のUIとナビゲーションガイド
Modeling Tools（AIを用いたBIM要素の作成）
レベル作成
Draw
[Modeling Tools] → [Level]を選択- 「Top」や「Bottom」など名前をつけて天井/床をLCC Viewerでクリック
- Revitに戻って
[Finish]をクリック
Canvas
- • Revitが編集モードでないことを確認
- •
[Canvas]をクリック → 複数視点からAI認識レベルを調整（ドラッグ）
One-Click
- • Smart Floor PlanがONの状態で自動レベル生成 → One ClickでRevitに反映
📷 画像挿入ポイント: レベル生成UIとCanvasでの編集操作
壁作成
Draw
[Wall]を選択- Top/BottomレベルとWall Typeを指定
- LCC上で線の折れ点をクリック → Revitで
[Finish]
Canvas
- • ノード追加/削除/移動（右クリックメニュー）
- • 壁の簡略化や高さトリミング（スライス）も可能
One-Click
- • Smart Floor Planが壁を認識 → 一括生成
📷 画像挿入ポイント: 壁モデリングUIとCanvas編集例
ドア / 窓作成
Draw
- •
[Door]または[Window]を選択し、タイプを選択 - • LCC Viewerで下部中心点をクリック → Revitに戻って
[Finish]
Canvas
- • 境界の微調整（枠の調整、削除）
One-Click
- • Smart Floor Planがドアや窓を認識し、Revitに一括生成
📷 画像挿入ポイント: ドア/窓作成ポップアップと配置位置UI
点群オーバーレイ（LCC Overlay）
点群表示
[LCC Overlay] タブ → [Point Cloud] ドロップダウン
- [Rectangle Selection]:領域をドラッグで選択し、該当する点群を表示
- [Surface Selection]:BIMモデルの表面をクリックしてその周囲の点群を表示
- [Points Around Component]:ドアや窓などコンポーネントの周辺にある点群を表示
- [Refresh]:すべての点群表示をクリアして、モデルビューに戻す
📷 画像挿入ポイント: 各種点群選択UIと結果表示画面
フィルター制御
[Filter] メニューを開くと以下の操作が可能：
- BIMモデルの構成要素の表示 / 非表示の切り替え
- 点群データのレイヤー表示 / 非表示切り替え
- POI（ポイントオブインタレスト）のON/OFF制御
- Viewerビューでの比較や整合性確認に役立つ
📷 画像挿入ポイント: Filter操作UI全体図
補足事項
- • 本マニュアルは LCC for Revit バージョン1.0.9 に対応しています。
- • 今後のアップデートにより、仕様やUIに変更がある場合があります。