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📘 LIXEL L2 Pro ドローンマウント取付チュートリアル

SkyPort対応 | 更新日:2025年6月30日

チュートリアルの目的

このチュートリアルでは、LIXEL L2 Pro を DJI Matrice 300 RTK / 350 RTK に安全かつ確実に搭載する方法をステップ・バイ・ステップで解説します。2025年から対応となった DJI SkyPort 接続方式を中心に紹介しています。

🧰使用機材

名称用途
LIXEL L2 ProLiDARスキャナ本体
DJI Matrice 300 RTK / 350 RTKドローン本体(SkyPort搭載)
SkyPortマウント(V2)本体とドローンの接続コネクタ
UHS-3対応SDカードスキャンデータ保存用
LIXEL Go アプリ設定・スキャン制御

🛠手順①:SkyPortマウントの確認

DJI Matriceシリーズには、機体底部に SkyPort V2 インターフェース が標準搭載されています。取り付け前に以下を確認してください:

  • SkyPortコネクタ周辺が清潔か
  • 接点に傷・異物がないか
  • 取り付け予定位置(中央または前方)に余裕があるか

🔩手順②:L2 Pro の取り付け

  1. L2 Pro を SkyPort マウントに対して 垂直に押し込み、時計回りに軽く回転
  2. 「カチッ」と音がしてロックされれば取り付け完了
  3. 機体の電源をONにすると、L2 Proも自動で起動します
  4. 青色LEDが点灯していれば正常接続状態です

⚠️ 工具不要。無理な力をかけずに、バヨネット式で確実に固定してください。

📱手順③:LIXEL Go アプリで接続確認

  1. スマートフォン/タブレットで「LIXEL Go」を起動
  2. L2 Proが自動認識されるのを確認(数秒以内)
  3. 「ドローンモード」を選択し、DJI機体と座標系を一致させる
  4. スキャン準備完了(RTKが有効なら青ランプが点灯)

✈️飛行とスキャンの推奨設定

項目推奨値
飛行高度30〜50m
飛行速度3〜5 m/s
ルート間隔40〜60m
  • スキャン中はアプリ上でリアルタイムでログ状態を確認可能
  • スキャン完了後は、「停止」→ L2 Pro → 機体の順に電源OFF

💾スキャンデータの取り出しと処理

  1. SDカードを取り出してPCへコピー
  2. Lixel Studio(Windowsソフト)を起動
  3. 「プロジェクト処理」→ 「ドローンモード」選択
  4. 自動処理が始まり、数分で点群データを生成可能(.las / .ply など)

💡補足:SkyPortって何?

SkyPortは、DJIが産業用ドローン向けに開発した統合接続規格で、以下の利点があります:

  • 電源供給・通信・物理固定が一体型
  • 工具なしで着脱が可能
  • 耐水・耐振動・高信頼性

これにより、従来のようなケーブル配線や外部電源は不要となり、現場での運用効率が大幅に向上します。

🧠よくある質問(FAQ)

質問回答
SkyPortは必須ですか?L2 Proの最新モデルではSkyPort推奨です。従来のType-C接続は非推奨化中。
L2 ProのLEDが点灯しませんSkyPort接点の確認と、機体の電源ONを確認してください。
スキャンデータが保存されないSDカードのフォーマット・容量・スピードクラスを確認してください(UHS-3以上)。

これで、LIXEL L2 Pro のドローン搭載作業は完了です。次は、PPK-SLAMを用いた高精度スキャンのセットアップ手順をご覧ください。